障害児者専門/訪問アロマセラピスト☆佐藤佳苗

香りとタッチング通して必要な人に必要なケアを届ける「福祉アロマ」の実践とセラピスト育成、及び地域活性事業に取り組んでいます。

NARD/JAA/JMAA/Xian中医アロマ 等各協会でアロマセラピーを学び資格を取得。
2015年に、20年教員として特別支援教育に携わってきた経験を活かし”福祉のケア現場”に特化したアロマケア・タッチケアを学べる「一般社団法人アロマ地域活性セラピーTata」を立ち上げる。現在は当法人副代表・本部認定講師を務めています。


癒しだけではないアロマケアの効果について、学びを深

記事一覧(3)

強く揉む方が効くような気がするのは・・・

「もっと強く揉んでください」「なんか物足りなくって」「こんな弱い圧で効果あるんですか」こんなコトバをかけられた事のあるセラピストさんは多いのではないでしょうか?*強ければ効く*強い方が気持ちいい という思い込みは「アルントシュルツの法則」から考えると間違っていることがわかります。【アルントシュルツの法則】人体に対する刺激の強さと、神経・筋の興奮性との関係に関する法則です1弱い刺激では、組織の働きを目覚めさせます2適度の刺激では、組織の働きを高めます3強い刺激では、組織の働きを抑制します4非常に強い刺激は、組織の働きを静止させますギュッと押されたり強く揉まれたりしたときに痛みが楽になった効いてる感じがするのは・・・組織の機能を停止させたから痛みが楽になったと身体が勘違いしているだけなんですそう・・・強い刺激は 神経反応を鈍化させるのです筋肉は刺激が強ければ防御するため硬くなります。筋性防御という状態がおこり筋肉を緩めるはずが逆に硬くなってしまいます。そして強い刺激を与えることで、筋肉が損傷され、炎症を起こす可能性もあります。それが「もみ返し」です。刺激をあたえることでシナプスから神経伝達物質がだされます。そうすると、その刺激を受け取る樹状突起が活性化されます。 樹状突起とは・・・神経細胞が、外部からの刺激や他の神経細胞の軸索から送り出される情報を受け取るために、細胞体から樹木の枝のように分岐した複数の突起のこと。(ウィキペディア)樹状突起の活性化=神経細胞の活性化 ですから*強すぎる刺激で沢山の神経伝達物質がだされる=神経細胞が鈍化して組織が劣化していく*弱い刺激では少量の神経伝達物質がだされる=神経細胞が敏感になり組織を活性化させるという理論が成り立ちます。強い刺激の方が効く!と思っている方に説明するときに、このアルントシュルツの話を伝えてみてください。

タッチの質を左右する基盤とは?

アロマゆるっとはTataの認定校となっているので認定資格の受験が可能です。定期的に実技や筆記試験が行われますが生徒さんは緊張で口から心臓が出てくるんじゃないか・・・というくらいドキドキされており何度も手技を確認しては練習しを繰り返して試験に臨みまます。試験だから、ある一定のレベルに達しなければ合格はしません。ただし、手技が完璧にこなせたらOKなのかな?と・・・・いつも生徒さんにお伝えしています。「マニュアル的なテクニックやレシピを教われば誰でもセラピストと名乗ることができます。それがベース(基本)とはなっても、それのみに流されないように注意する必要がありますよ!!」と*************触れるという感覚刺激は、どのような意識的な理解よりも、私たちの無意識や自律的な機能に近いといわれてます。すなわち、感覚レベルは、言語レベルより、直接的に無意識とコミュニケーションできると考えられ「人に触れる」ということは、相手の非常に本質的な部分に触れるという意味を持ちます。そう!タッチする人の心の持ちようがタッチされる人に非言語レベルで直接的に伝わると同時に、タッチされている人は、無意識的にタッチしている人の感情を理解し、無意識的にフィードバックされているのです。昨今、多くの手技が存在しますが、その多くの素晴らしい技と豊富な知識を使いこなすための土台になるのは「セラピス ト自身の心身状態とタッチの質」にあります。手技のhow toばかりに意識が向いて肝心の目の前のクライアントの身体、心、意識に向き合えていなければセラピーとはいえないでしょう。ただのセラピストの自己満足の場でしかなく言い換えれば「暴力」になり得ることもあるのです。非言語のコミュニケーションは、「触れる」と言う行為のみをさすのではなくアイコンタクト声のトーン声色立ち位置姿勢動きのスピードタオルの肌触りタオルワークセラピスト自身の心の在り方 など五感に伝わるもの全てです。触れる以前に大切にすべき点であると同時にそれらがタッチの質を左右する基盤といってもいいでしょう。セラピストに限らず、対人援助につく全ての人に共通していえることなのだと思います。***********

四気と精油

中医学の中では「四気」という概念があります。これは食べ物や薬(生薬)などを〇体を温める性質〇体を冷ます性質  に分ける分類法の一つです。体を温める性質を「温性」と「熱性」体を冷ます性質を「涼性」と「寒性」どちらでもないものを「平性」に分類します。よく「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉を聞きますが・・・それも「夏野菜のナスには体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋にナスを食べて、出産を控えたお嫁さんの体が冷えすぎないように」という姑さんの優しさからきているという説もあります(*^_^*)実は、精油のもつエネルギーもこの四気に当てはめて分類することができます。中医アロマでは、中医学における生薬の分類法にのっとって選んだ精油を使います。中医学で用いる生薬と西洋で使用するハーブは、植物としての共通点が多く、その性質や効能によって様々な用途に用いられています。生薬を配合した漢方薬の代わりに、それと似た効果効能を持つハーブから抽出した精油を使うということです。◇寒性の性質をもつ精油 ペパーミント ◇涼性の性質を持つ精油 ローズオットー、ネロリ、ラベンダー、イランイラン、グレープフルーツ、サイプレス、 サンダルウッド、ゼラニウム、パルマローザ、フランキンセンス、ベチバー、 ヘリクリサム、ベルガモット、メリッサ、ヤロウ、レモン ◇平性の性質を持つ精油 オレンジ、カモミール、クラリセージ、ジャスミン、パチュリ、 ◇温性の性質を持つ精油 カルダモン、コリアンダー、シダーウッド、ティーツリー、パイン、フェンネル、 ベンゾイン、マジョラム、ミルラ、ユーカリ、ローズマリー、ローレル ◇熱性の性質を持つ精油 キャラウェイ、シナモン、ジュニパー、ジンジャー、タイム、 ヒソップ、ブラックペッパー 例えば・・・体の中のエネルギーが過剰になり、熱を帯びている熱証タイプは・・・*暑がり*ほてりや赤ら顔*便秘*尿が少ない*胸やけなどの症状が強く見られます。従って体を冷ます必要があります。中医アロマで、体の熱を冷ます作用のある寒性、冷性の精油は *ペパーミント  *ラベンダー *ローズオットー  などこれらの精油を使ってトリートメントを行っていきます。元気に夏を送るために気をつけることは①体に余分な熱を溜めないこと②水分を摂りすぎないこと体に溜まりすぎた熱は、動悸や不眠、肌のトラブルを引き起こし、摂りすぎた水分は、むくみの原因になります。余分な熱を冷まし、余分な水分を体の外に出すことで、夏ばてを感じにくい体質へと改善していきましょう。※さらに詳しい体質を見立てるためには、「弁証論治」という方法で1人1人にあった働きかけを組み立てていきます。